２０２３年１０月１２日木曜日夜１０：００から初回２０分拡大でスタートするドラマ『いちばんすきな花』。
多部未華子・松下浩平・今田美桜・神尾楓珠の４人が主人公の”クアトロ主演作”と言うのも見所で、
昨年放送の大人気ドラマ『silent』のスタッフが再集結し、男女の友情を描くドラマとして注目を集めています。
性別も育った環境も異なる４人の男女が
ふとしたきっかけで出会い友情や恋愛を繰り広げていく内容には様々な行動心理や恋愛心理が絡んでいくでしょう。
第一話の公開ストーリーから主人公たちの性格や心理状況を考察してみましょう。
男女間で友情は成立するのか？
♦異性の友人がいる人は人間関係上級者
『男女間の間で友情は成り立つか』とゆう議論は昔からありますが、
両方の意見はありますが実際のところ結論は出ていません。
同調行動
- 幼少期を過ぎると同調行動（人と同じことをしたい）により友人関係を築きだす。
- 幼少期から同じような遊び・行動パターンの同性、同年代の仲間関係ができる。
- 青年期は悩みや不安を打ち明けあえる親密な友人を持つようになる。
- 青年期に異性に対して好意（LIKE or LOVE）とも判断がつかない感情を持つようになる。
アメリカの精神医学者サリバンは、
『同性、同年齢との友人付き合いがきちんと築かれないまま異性と付き合いを始めると本当の親密関係を作ることは難しい』と言っています。
異性という違う世界を持つ相手を受け入れ親しい関係を続けるということは簡単な事ではないようです。
『男女間で友情は成り立つ』派の人は、
青年期の親友との人間関係から対人スキルが磨かれている為異性とも親密な友人関係になれます。
交友関係が広く同性・異性を問わず複雑な付き合いに慣れた人間関係の上級者と言えるでしょう。
異性の友人がいる人は対人スキルが高いのです♪
男女間の友情は成り立たない派
♦男女間の友情に否定的な人はどんな人？
このタイプの人と実際に異性との友情関係を築く事は難しいでしょう。
恋愛以外の男女のあいまいな関係を好まない傾向があり、
相手に自分の異性としての魅力は分かってほしいとは考えますが恋愛に対して消極的な事が多いです。
人の好き嫌いもはっきりしているので、
広く浅い付き合いは好まず信頼できる友人を限定して付き合う人が多い傾向です。
１対１（二人組）の恐怖
今回の主人公たちに共通していることは”二人組になれない”と言う心理です。
♦『二人は伴侶、三人は仲間割れ』という格言
一緒に行動する人数が三人だと最初は仲が良くても
いつの間にか2対１で意見が分かれ一人がすっかり孤立していたなんてことがある為昔から言われてる格言です。
しかし最近では若い人たちを中心に三人組で行動している方が気楽だと考える人たちが増えているようです。
- 1対１は会話が途切れる不安。
- 三人組の中にリーダー的な人がいれば親密度が低い相手でも行動が苦にならない。
- 1対１のコミュニケーションは親しくなれる反面対立のリスクがある。
- 対立により傷つきたくない。
人間関係の心の距離感に対して有名な話があります。
ヤマアラシのジレンマの寓話
「ヤマアラシのジレンマ」は、ドイツ出身の哲学者・思想家であるアルトゥル・ショーペンハウアーが人との距離の在り方を考える際に提唱した寓話がもとになっています
アメリカ精神分析医ベラックが、人間関係における距離感のジレンマを指してこれを引用し、「ヤマアラシのジレンマ」と名付けました。ヤマアラシのジレンマ
ある寒い冬の夜のことです。
2匹のヤマアラシは寒さをしのぐために、ピッタリと寄り添いました。しかし、近づこうとするとお互いのトゲによって怪我をしてしてしまいます。
そこで、お互いを傷つけないために距離を置きました。
しかし、離れると寒くなってしまうため、再び体を近付けようとしますが、相手の鋭いトゲが怖くてなかなか近寄れません。くっつこうとしては離れて、また近寄ろうとして……ということを繰り返すうちに、ヤマアラシはお互いをケガさせることなく、ほどよく暖かい「ちょうど良い距離」を見つけました。
これと同じように、人間も近しくなればなるほど、様々なことでお互いを傷つけあいます。
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そのため、親密になりたくても近づけないというジレンマを抱えていることがあるのです。
まとめ
アルトゥル・ショーペンハウアーの『ヤマアラシのジレンマ』は今回の主人公たちが抱えている心理に大変近く、
現代社会の若者たちを中心とした今の人間関係の心理なのではないのでしょうか？
このような複雑な人間心理がが絡み合う男女4人のストーリーは今後どの様な展開を見せるのか？？
心理学の知識を踏まえたうえで、
このドラマを読み解いて観て下さい♪♪
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